大東建託の物件がウエブサイトだけで入居申込が完結
昔はクレジットカードを発行してもらうためには所定の申込書に記入捺印することが求められました。
そしてその書類などを窓口になっている銀行などに持っていき、それから発行され使用されるまでには、数週間程度待たなければならなかったものですが、最近にクレジットカードのなかには、ウエブサイトに必要事項を記入すれば、審査も1時間程度で完了し、その後、1週間程度でクレジットカードが送られてくるというスピード発行のカードも現れてきました。
保険でもウエブサイトへの記入だけで契約が完結されるものもあります。
このようにウエブサイトによるネット手続きはスピーディに手続きを完結させることができるてんで、利便性の高いものですが、ついに賃貸住宅の契約においてもウエブサイトで行えるようになってきました。
このてんで大東建託のニュースリリース2019/6/11の「大東建託グループ、「申込受付くん」を導入し入居申し込みの電子化を開始」には
大東建託株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小林克満)は、7月中旬より、イタンジ株式会社(本社:東 京都港区、代表取締役:野口真平)が提供する賃貸住宅の入居申込書のWEB受付システム「申込受付くん」の導入を 開始します。 賃貸住宅へ入居するには、賃貸借契約締結前に入居申込書のご提出が必要となります。この手続きはこれまで、店舗 にご来店いただき、入居申込書への記入や本人確認書類などの提出が必要でしたが、「申込受付くん」を導入し電子 化することにより、ご来店が不要となり、WEBサイト上で手続きを完結できるようになります。 7月中旬より、当社グループ会社である大東建託パートナーズの全179※1営業所に導入し、今秋には、大東建託リーシ ングの全238店舗※1へ導入する予定です。
引用:https://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/2019/aqehc4000000bnjoatt/moushikomiuketsukekun_0611.pdf
(アクセス日2019/6/19)
と報じました。
このようにこの「申込受付くん」のシステムの導入により来店が不要となり、WEBサイト上で手続きを完結できるようになります。
つまりは自宅のパソコン等で賃貸住宅の入居申込ができるというのです。
このことによって、入居申込件数が増加していくかもしれません。
とにかく不動産屋にまで行く手間が省けるわけですから、どこに入居申込するか迷っている時には、ついつい手間のかからないほうを選んでしまうというのは、人間の心情です。
結果として入居率の上昇や、家賃もそこそこのレベルを維持できるならば、オーナーにとってもありがたいことです。
今後、このシステムがどれほど有用な働きをしていくのか注目です。
追記:国土交通省もITを駆使した不動産取引や重要事項の説明等の推進を後押ししているようです。
国土交通省のウェブサイトではそうすることのメリットについて
・遠隔地の顧客の移動や費用等の負担軽減
・重説実施の日程調整の幅の拡大
・顧客がリラックスした環境下での重説実施
・来店困難な場合でも本人への説明が可能
ITを活用した重要事項説明に係る社会実験 のためのガイドライン概要
と書かれており、顧客の来店に伴う負担の軽減というメリットがあることが示されています。
たしかに転勤などで、例えば急遽、福岡から名古屋に引越す場合、転勤に伴う忙しいなか、新居確保のために何度も名古屋に行くとういのは大変なことだと思います。
このてんでもITの利便性が発揮されることが期待できます。
そして賃貸住宅業界ではITの活用というてんで、大東建託が比較的他社よりも進んでいるということも事実のようです。
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