小規模マンションオーナーの日記


10月 10, 2023

宅配ボックス 満杯になれば使えなくなるというデメリットが


近年の賃貸住宅の人気設備といえば、調査する会社によって結果は多少異なりますが、だいたいインタネット無料、宅配ボックス、防犯カメラがあげられます。

このうちインターネット無料と防犯カメラは今後も必要性が増していくことでしょう。

というのもインターネットそのものはテレビと同じように、各家庭で必要不可欠な設備になっていくと思われますし、防犯カメラも犯罪抑止の観点からしても必需性が高まっていくことと思います。

ところで微妙なのが宅配ボックスです。

たしかにネット通販の普及とともに宅配ボックスの必要性は高まりました。

最近の新しい賃貸住宅では、多くの場合、宅配ボックスが備わっていますし、お部屋探しをネット検索で行う場合も、宅配ボックスのあるアパートやマンションのお部屋のなかで探すということもあるようです。

なので入居率の向上のために、宅配ボックスを設置するようになった築古の賃貸住宅もあります。

 

ところで先日のことですが、用事であるワンルームマンションを訪問しました。

オートロックのマンションでエントランスに宅配ボックスがあります。

しかし物件管理会社がエントランスの目立つ場所に以下のような張り紙を赤字でしていました。

それは「宅配ボックスが満杯になって使えないことがあるので、速やかに荷物を持って行ってください」というものです。

大東建託のマンション

大東建託のマンション建設

つまりは宅配ボックスは満杯になると、使えなくなるというデメリットがあるのです。

例えば、家にいることが少ない住人が、3つも4つも宅配ボックスに荷物を置いたままにすると、当然宅配ボックスはその分が埋まってしまいます。

さらにそのような住人が何人もいると、宅配ボックスが満杯になることがしばしば生じ使えなくなってしまいます。

なのであてにしていた宅配ボックスがあてにならないということがあるというなのです。

今後、ネット通販がさらに普及していくと、そのようなケースがしばしば生じることでしょう。

宅配業者にとっても困った事態です。

 

ところで最近はAmazon Key for Businessのように宅配業者がオートロックを安全に解錠して、そしてお部屋の前などに置き配するサービスが普及しつつあります。

この方法だと、確実に届けることができます。

もちろん盗難リスクもありますが、しかし住人さんが少ない小規模なマンションなどでは有用ではないかと思われますし、防犯カメラの設置で盗難リスクを軽減させることもできます。

Amazon.co.jp: Key for Business