大東建託の営業社員の歩合給は建築の請負金銀の2%前後
以前のことですが大東建託の担当支店の営業担当の方が来られました。
営業担当者によってオーナーさんのもとに、よく来る方とそうでない方とにわかれるようですが、今回の担当者はオーナーさんとのコンタクトを大切にされている方のようです。
ところでこの担当者が言われるには、「この会社は階級が上がれば上がるほど研修などで、忙しくなりあまり外回りができなくなる」と言われていました。
ということで前の担当者は、ある程度の階級のある社員なので、あまり来ることができなかったということを言われていました。
もちろん支店長、課長、主任、係長といった階級に上がっていっても、
階級が上がれば降格することもあるので
階級が上がっても現ポジションで頑張るしかありません。
たしか以前、どこかの大東建託の支店で、支店長降格となり、そのことに不満を持った前支店長と大東建託とが揉めているというニュースを読んだことがありますが、確かに降格処分はあるようです。
しかしそれは、多くの大手企業でも降格やそれとよくに似た事柄は行われているので、大東建託がとりわけ社員に酷だということではないと思います。
ところで大東建託の建築営業課の社員の歩合給ですが、どれぐらいなのでしょうか。
このてん歩合給でない基本給のようなものは約30万円ぐらいといわれています。
それだけでも中小の会社よりも給与が良いかもしれません。
しかしなんといっても魅力的なのは歩合給です。
この歩合給は
建築の請負金銀の2%です。
ですから例えば1億円のアパートの契約の場合は1億円の2%ということで200万円の報酬となります。
もしも仮に1億円のアパート契約を毎月のように取ることができるのならば、200万円×12=2400万円となり、この場合、(29万円×12)+歩合給2400万円+賞与が年収となります。
大東建託はこのような給与体系なので、建設会社のなかでは常に平均年収がトップクラスにいるのも、うなずけます。
もちろん契約が取れたものの、融資不調で建てることができなかったり、子供などの親族から反対されてキャンセルされた場合は、契約は取れても報酬はないそうです。
また数千万円の年収があっても、それだけ課税所得が高くなるわけですから、報酬からしっかりと税金はもっていかれます。
年収の高い社員も、その状態を維持し続けなければ、給与よりも様々な支払いのほうが高くなってしまうという現象が生じてしまうかもしれません。
追記:この記事にコメントを投稿してくださった、現大東建託建築営業社員様ありがとうございます。
正確には、コメントしてくださったとおりなのだと思います。
仮に1カ月に1棟の契約が取れて、無事に契約通りに進んで100万円の歩合給があったとして、1年で1200万円となります。
もちろん大東建託建築営業社員様のコメントによると、そのようなスーパー営業マンは1000人に1人ぐらいということですから、歩合給で1000万円以上を稼ぐ営業マンは、ほとんどいないということなんだと思います。
それで良くても数カ月に1棟程度と考えると1年に4棟程度の契約を取れたとしても、1年間で歩合給で稼げるのは400万円程度ということになるのでしょうか。
それにしても大東建託の役員報酬、1億円以上の報酬がある役員が数人いるようです。
建築営業の社員が汗水流して働いても、せいぜい1000万円もいけば、かなり良いのにです。
もちろんそのようなことは、大東建託以外の大手企業でも、同じようなことがあるのだと思いますが。
これを格差と言えるのかどうかはわかりません。
建築営業をしております。
歩合給について補足させてください。
歩合給は請負金額×2%ではありません。
*粗利換算額×歩合給率(0%~2.3%)です。
粗利換算額(値引きをすると評価額がどんどん下がる。
1億円請負でも値引きすると、場合によっては5千万の評価まで下がる。)
さらに、歩合給も値引額によって歩合給率も下がります。
一億円の契約をいただいても、歩合給80万円なんてことは、よくあることです。
参考までに。・・毎月契約を挙げる営業マンは1000人に一人です。
歩合がその程度なら誰でもできる賃貸仲介のリーシングの方が絶対にお得だよね。