銀行からローンを借りること インフレでは得することになる?
借金をすることに抵抗感のある方は少なくないと思います。
借金をすると、それが人生の重荷のように感じることがあります。
とくに賃貸アパートやマンションを所有しているオーナーさんの多くが銀行からアパートローンを借りて、賃貸住宅事業を行っていると思いますが、毎月の返済を、うっとしく思っているかもしれません。
しかし、考えようによっては、多額な借金をして、賃貸住宅経営をすることが、お得になることがあります。
どのようにでしょうか?
それはインフレになった時です。
インフレについてウィキペディアには
インフレーションの一般的な指標はインフレ率で、一般物価指数(通常は消費者物価指数)の長期的な変化率を年率換算したものである。
と書かれていますが、日本の場合は、毎月公表される消費者物価指数でインフレを図ることができます。
つまりは物価が全体的に上がるのがインフレです。
一方で物価が上がると、通貨(日本の場合は円)の価値が下がります。
つまりは、インフレになると、通貨の価値が下がるわけですから、借入金額の価値も下がることになるということになります。
例えば5000万円の借入金額があっても、1年間で物価が5%上昇したとすると、借入金額も実質的には5%下がることになるというのです。
もちろん物価上昇に伴って、収入も増えなければ意味がないかもしれません。
給与所得者であるならば給与も5%上昇し、賃貸住宅経営においても家賃が5%上昇する必要があります。
もちろん近年、長年にわたってデフレだったので、家賃が上がるということはなかなか期待できそうにないかもしれませんし、信じられないかもしれません。
しかし原則的には、インフレになると家賃も上がる傾向になることは事実のようです。
もちろんインフレになると金利も上昇することになり、金利負担も重くなるかもしれません。
一方でデフレの場合は、借入金額がデフレ下では、実質膨れ上がるてしまうというデメリットもあります。
なので、金利は超低金利でも、得をしているわかけではないようです。
それにしても経済というのは、複雑なのででよくよく考えないと、うまくやっていけないものだと思います。
追伸:インフレによって金利が上昇するのは、お金を借りているならば、望ましいことではありません。