MDIがソフトバンクグループに
不動産仲介で、だれもが知っている会社にエイブルがありますが、そのエイブル、かつてはソフトバンクグループの影響力のもとにある会社でした。
しかしやがてソフトバンクグループはエイブルの株式をすべて売却し、今ではエイブルはソフトバンク色はありません。
しかしそのソフトバンクグループですが、最近になって不動産投資に積極的になっているようです。
まずインドのホテルチェーンOYOと合弁会社を設立して、日本でホテル事業を手掛けることを、この春に明らかにしましたが、さらに賃貸住宅事業にも手掛けるようです。
209/9/12のMDIのニュースリリース「ソフトバンクグループおよび OYO Hotels & Homes との資本提携について
」には
当社は、令和元年 9 月吉日、ソフトバンクグループ株式会社および Oravel Stays Private
Limited(以下「OYO Hotels & Homes」)が出資する合弁会社を通じて、両者と資本提携を
いたしました。今後はソフトバンクグループの一員として、グループ企業が有するマーケティングナレッ
ジ、既存の顧客基盤及びビッグデータを活用した効率的な新規顧客開拓の推進等の様々な
リソースを当社の成長戦略に取り入れるほか、OYO Hotels & Homes が日本国内で進める
事業との連携を通じ、弊社の事業規模の更なる拡大及び新たな事業領域の拡大ができるも
のと考えております。そして、不動産・賃貸業界および建築業界にイノベーションを 起こすべく、新たな挑戦を
始めます。
引用:https://www.mdi.co.jp/shared/pdf/report_19091201.pdf(アクセス日2019/9/24)
と報じました。
このようにMDIが、ソフトバンクグループの一員になるというのです。
ところでMDIですが、レオパレス21の創業者がレオパレス21から身を引いて新たに設立した会社ですが、レオパレス21のアパート施工不良問題の、あおりを受けていたようです。
創業者が同じということで、そうなったようですが、起死回生策として、ソフトバンクグループになるという道を選んだのでしょうか。
もちろんこれでMDI=レオパレス21とは見なされなくなっていくでしょう。
さらにソフトバンクという強力なバックボーンを得たことによって、賃貸住宅他社も、MDIの動きに目が離せなくなったでしょう。
そしてなによりも、MDI物件オーナーさんが、多少の安堵感を得たにちがいありません。
追記:ウィキペディアによると
2019年9月には、ソフトバンクグループ(株)とOYO Hotels & Homesの共同出資による合同会社がMDIの株式80%を取得(深山祐助より購入)し、ソフトバンクグループの傘下となる。これにより、創業者である深山祐助とは関りが無くなった事になる。
尚、深山祐助は銀座5丁目のビルで、新たに不動産会社を設立させた。
2020年3月より常務取締役を副社長へと昇格させると共に、ソフトバンクグループ(株)より取締役を1名迎え入れる事により、よりシナジー効果を発揮させる。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/MDI_(不動産会社)(アクセス日2020/4/11)
と書かれており、レオパレス21の創業者、深山色を払拭したことが示されています。
それにしても深山祐助さん、レオパレス21→MDI→他の不動産会社設立とよほど不動産の仕事がお好きな方のようです。