大東建託が主力の木造アパート そのメリットとは?デメリットも
最近、筆者の周辺エリアでは、いい部屋ネットの大東建託施行アパートが相次いで建てられています。
数棟ほどのアパートが建てられているわけですが、立地場所もバラバラなんですが、不思議なことにいずれも木造のアパートです。
一方で私の所有マンションは大東建託施行ですが、RC造りで、私のマンションのある場所から北に少し離れたところに1,2年後に建った大東建託施行の物件もRC造りです。
さらに数年後に、その物件の近くに建った大東建託施行の物件もRC造りです。
この周辺エリアではRC造りが主流となっているんだと思っていましたが、しかし最近の大東建託施行の物件はなぜか
木造アパートが多い
のです。
もちろん木造のアパートといっても、昔の文化住宅のような感じではなく、セキュリティもしっかりとしているようですし、建物のスタイルもかっこいいスタイルです。
おそらく室内の設備も最近も流行の優れた設備が備えられているものと思われます。
それにしてもなぜ木造のアパートなのでしょうか。
木造アパートのメリットを考えてみると
建設コストを抑えることができる
これが最大の理由の1つではないかと考えることができます。
近年は建設コストが上昇しておりRC造りも建設コストが以前よりも上昇していると思われます。
そのようななかで木造アパートにすると、RC造りよりも建設費を抑えることができると思われますし、さらにRC造りにするとエレベーターも設置しなければなりませんが、木造アパートであるのならば、そうする必要はありません。
エレベーター設置費用を削減することができるのです。
さらにエレベーターがないならば共益費も抑えることができるので、その分、入居斡旋にも有利になります。
ところで木造アパートの有利なてんをもうひとつ考えだしてみると
それは木造の場合は改修や改造工事が比較的容易だといわれているてんです。
いわゆるリノベーションをしやすいということです。
ですから部屋のレイアウトの変更が自由自在に行えるといった最近、大東建託が力を入れている分野にも木造アパートのほうが合わせやすいのかもしれません。
いずれにしても大東建託の木造のアパート。
今後どれくらい入居者から好まれるのか注目していきたいと思います。
追記:木造アパートのデメリットがあるとすれば、鉄筋コンクリート造りの建物よりも遮音性に劣るというてんがあるようです。
しかし最近では、木造アパートでも遮音性の改善が図られており、昔ほど遮音性が問題になることがないのかもしれません。
さらに木造のアパートは解体しやすい、つまりは解体費用が鉄筋コンクリート造りの建物よりも安いという点もメリットです。
このてんがなぜ重要なのでしょうか。
それは入居者の志向が、関係しています。
というのもアパートも年々改良され、より良いものとなっています。
ということは築10年とか20年になると、竣工当時は、最新の人気のあるアパートだったのが、もはや人気のないアパートになっていることがあるのです。
となると家賃も竣工当時よりも数十%下がっていることでしょうし、あまりにも家賃が下がると、アパート事業の採算そのものが、厳しくなっています。
そこで築30年前後で、解体して最新のアパートへと立て替えることが必要になってきます。
一方で鉄筋コンクリートの建物となると、解体費用が高いので、容易に建て替えることはできません。
ということで、建て替えが容易というてんで木造アパートにはメリットがあります。
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