株価がバブル崩壊すると建築費も下がる?過去の事例からも
最近ですがこれまで高騰した株価も不安定な値動きをしています。
ところで今後も株価が上がり続けのかどうかになると意見の分かれるところです。
一部の意見ではドル円相場が今は150円~ですが、それがさらに円安が進むと、株価はさらに上昇するとの意見もあります。
その一方で今の株価は海外も含めてバブル状態でいずれは急落するとの見方もあります。
このてんでZAKZAK2017年11月17日の田村秀男さんの記事には
という見出し記事がのせられましたが、このなかで著名な投資家パフェット氏によると、今の内外の株価の状態が1990年代後半のITバブル、そして2008年ごろの不動産バブルの時とよく似ているというのです。
つまりはこのことは近い将来、ITバブルや不動産バブル崩壊時の時と同じような、世界的な株価急落の可能性があるというのです。
もちろんこれは過去の経験則からの推測で、この時はそのとおりにはなりませんでした。
ところでもしも株価が急落したら不動産にどう影響するのでしょうか。
過去の事例からすると多くの場合、これまでは株価と不動産価格は連動してきました。
代表的な事例としては1980年代後半のバブル崩壊のさいは、株価が大きく下げましたが(日経平均が約38000円→20000円)、同じように不動産価格も大きく下げました。
具体的には土地総資産はバブル末期の1990年末の約2456兆円をピークに、2006年末には約1228兆円となりおよそ16年間で約1228兆円の資産価値が失われたと推定されてます。
つまりはほぼ株価と不動産価格は連動しているようなのです。
ということは建築費も株価に連動しているということなのでしょうか。
実のところ三井住友トラスト作成の建築費指数によると
2008年をビークに2010年までに
建築費が下がり
一方で2012年以降は建築費が急激に上昇しているのです。
2008年というとリーマンションショックで世界的に株価が急落した時ですが、それと連動して建築費も下がっており、しかも2012年というと年末に安倍政権が発足し、それとともに株価も上昇しはじめた時でもありますが、時を同じくして建築費も上昇したというのです。
つまりは株価と建築費もある程度、連動しているようです。
もちろん建築費の値動きは株価ほど激しくはありませんが、過去の事例からは連動しており今後も連動していく可能性があります。
ということは新たにアパートマンションを建てるならば、株価のバブルが崩壊してからのほうが良いということになるのでしょうか。
過去の経験則からするとそうなのかもしれません。