小規模マンションオーナーの日記


9月 28, 2023

銀行員が賃貸住宅オーナー宅を訪問 何をチェックしている


アパートマンションオーナーの多くが銀行などの金融機関から融資を受けてオーナーをやっていることと思います。

ですから融資をしている銀行との付き合いは重要です。

例えばさらなる融資が必要になった時に、銀行が融資してくれるかどうかは、これまでの取引から見えてきた銀行サイドからのオーナー評によって、可否が判断される場合があります。

 

では銀行は債務者のどのようなてんに注目しているのでしょうか。

このてんで最も注意しなければならない事柄の1つは毎月の銀行への返済がしっかりと行われているかどうかというてんです。

言うまでもないことですが。

もしも返済が滞ることが、しばしば生じているならば銀行評はランクの低い債務先となっており、追加融資はかなり厳しいでしょう。

ところで他にも注意すべき事柄があります。

これは昔からよく言われている事柄ですが「トイレ、廊下、予定表」には気をつけよというてんです。

このてんは主に銀行員が会社を訪問してきた時に、チェックする事柄と言われてきた事柄です。

例えばトイレが汚ければやる気がない。

廊下に商品や書類が煩雑に置かれていたり、予定表が雑に書かれているだけといった場合も問題アリとみなされるんだそうです。

そもそも銀行というところは債務先を疑ってかかるのが基本姿勢で、少なくとも「トイレ、廊下、予定表」については銀行員が訪問する時は、きちんとしておきたいものです。

賃貸マンション画像

完成間近の旭化成のへーベルメゾン。

ところでアパートマンションオーナーの場合は、会社というよりも個人事業のようなものなので、わざわざ事務所を構えているということはあまりないことでしょう。

ですから銀行員は自宅を訪問してきます。

私のこれまでの経験則からして、トイレを借りるということはありませんでした。

しかし念のために銀行員が来られる時は、トイレをきれいにしておくのが良いでしょう。

さらに予定表なども自宅に掲示することはありませんが、カレンダーがきちんとめくられているか、前月のままになっていないか、壁にかけている時計が正確な時刻を表示しているかなどをチェックしておくことができるでしょう。

また銀行員によったら玄関先の植え込みなどが、きちんと手入れが行われているかどうか見ている方もおられるようです。

こうした観察から、この債務者が信用に足る人物なのか、そして将来の貸し倒れリスクがあるのかどうか評価しているようです。

それで是非とも銀行サイドから、この人ならもっと融資してもかまわないと評価されるようでありたいものです。

 

貸出先別貸出金 : 日本銀行 Bank of Japan (boj.or.jp)