管理会社や管理組合による着服 発覚後に修繕積立金が数倍にも
賃貸アパートマンションでは毎月、家賃の他に管理費が徴収されます。
筆者の所有マンションでも、各部屋に同額の管理費が徴収されています。
管理会社は大東建託パートナーズですが、徴収されている管理費がどう使われているかのかは報告等はありません。
ただ周辺エリアの同じような物件と管理費がほぼ同額ならば、妥当なんだろうと思います。
ところで分譲マンションとなると管理費だけでなく修繕積立金も毎月徴収されることになります。
大規模なマンションとなると修繕積立金も莫大な金額になることでしょう。
このようなマンションには管理組合や理事会などがあり、これらのお金のチェックなどにあたりますが、しかし時々、管理会社、マンションの理事長などの着服あるいは流用が明らかになることがあります。
例えば新潟のあるリゾートマンションではマンションの理事長が7億円も着服していたことが発覚したことがあるそうです。
この理事長、公認会計士でもあったので、他のマンションオーナーたちも信用しきっていたそうですが、その信用が仇になったようです。
だれもが組合の通帳を確認することがなく、ずるずると着服を許してしまったようです。
ところで着服によって、修繕積立金が減少していることが、発覚すると、修繕積立金の負担が大きくなることがあります。
ある中高層マンションでは着服によってマンション住人の修繕積立金負担が1万円から6万円に跳ね上がったマンションもあるとか。
怖るべき値上がりです。
このような事柄は、どのマンションに住んでいても、生じる可能性があるのです。
このようにマンションに住むと、管理費そして修繕積立金が徴収され、適切に管理がなされていないと、着服や流用により、被害を受けることがあるのです。
それにしても賃貸住宅オーナーにとっては修繕積立金とはあまり関係がありませんが、管理費については、どのように使われているかは関心のあることです。
大東建託など一括借り上げでマンションを経営をしているならば、管理費の会計報告を受けることはありませんが、管理会社によって不当に流用されていないことを願うばかりです。