小規模マンションオーナーの日記


3月 12, 2023

レオパレス21からの飛び火がMDIに?創業者が同じで 社名も変更


大東建託は時々ですが社長が交代します。

大東建託の創業者は多田勝美さんですが、今はもはや大東建託の経営には、ほとんどかかわっていません。

そしてその後、大東建託の社長や経営にかかわる人たちは周期的に変わってきました。

創業当時の精神は受け継がれても、創業家や一個人が経営に大きく影響を及ぼし続けるタイプの企業ではないようです。

このタイプの企業の場合は、時代の変化に対応しやすいというメリットがあるのかもしれません。

その一方で、絶対的な権威がないので社内の意見の統一が得られなくなったり会社が分裂するといったデメリットがあるかもしれません。

その一方で創業家が企業の経営に大きな影響を及ぼし続ける企業もあります。

トヨタ自動車などは、その代表格かもしれませんが。

そして不動産業界でも、今、施工不良に揺れるレオパレス21もそうです。

このレオパレス21の創業家は深山家で深山祐助さんが創業者です。

そして現在のレオパレス21の社長は深山祐助さんの甥にあたる深山英世さんです。

ですから現社長の深山英世さんの時にレオパレス21は、種々のトラブルに遭遇していますが、そのトラブルの原因となった出来事の多くはレオパレス21の当時の経営者、深山祐助さんの時代に生じた事柄です。

アパート画像

レオパレス21の賃貸住宅アパート群。

 

ところで今回の施工不良問題ですが、メディアの報道では、先代の社長の指示があったと報道されています。

そもそも先代の社長だった深山祐助さんですが、いろいろとトラブルメーカー的な方で、レオパレス21の経営から退いた理由が、レオパレス21を経営をしていた時代に48億円のお金を私的に流用していたことが発覚し退かざるをえなくなったとか・・。

しかしそれでもあのカルロス・ゴーンさんよりも金額的にましです。

ところでその深山祐助さん、不動産業界がよほど好きなのか、その後、レオパレス21とは別会社のMDIという会社を立ち上げました。

このMDIという会社、規模的には大東建託やレオパレス21と比べれば、まだまだ小さいですが、着実に管理するアパートや戸数を伸ばしている会社でした。

それが今回のレオパレス21の騒動で、しかも騒動の原因を作った当時の経営者、深山祐助さんが、創業者で不安が広がったようです。

そして今回のレオパレス21で生じた火事が最初に飛び火したのはMDIでした。

 

追記:ウィキペディアによるとMDIについて

2008年(平成20年)10月、「レオパレス21」創業者(48億円の私的流用で引責辞任[2][3][4])の深山祐助と、その親族でレオパレス21の取締役だった深山将史(2008年6月27日退任[5])が創業した。祐助はMDIの代表取締役会長を、将史は代表取締役社長を務めていた。2019年4月現在は、祐助は顧問、将史は取締役会長となり、代表取締役社長は井村航が就任している。
不動産関連業務を主としている。自社物件のリブリシリーズの入居率は7年連続99%を達成。

MDI (不動産会社) – Wikipedia

と書かれています。

2019年4月に経営陣に交代があったようですが、レオパレス21色と見られるのを和らげたかったのでしょうか。

さらにMDIはソフトバンクグループに加わることによって、巻き返しを図ろうとしています。

そして現在のMDIの社名はアーキテクトディベロッパーです。

 



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