木製ドアのデメリット 湿度によって膨張したり収縮したりする
筆者の小規模マンションのエントランスフロアは木製のドアが設置されています。
そしてエントランスフロアのドアですから、木製でもかなり重たいです。
しかし住人による開閉はスムーズに行われています。
といっても両扉のうちの片方のドアのみです。
もう一方のドアは通常は固定されたままで開閉されることはほとんどありません。
開閉する機会があるとすれば、住人の引っ越しのさいに、大きな荷物の出し入れをする時とか、大型家電の出し入れの時ぐらいです。
そして筆者も時々ですが、エントランスフロアの独自の清掃のさいに、このドアは開けることがあります。
ところでこちらのドアはドアの上下に鍵がありますが、こちらの鍵を開錠してからドアを強く押して開けることになります。
かなり強く押さなければ開かないドアですが、しかしこれまでは開閉することができました。
そして最近も、このドアを開けようとしましたが、全く動きません。
ひょっとしたら鍵が壊れているのかと思い鍵を調べてみました。
めったに動かすことのない鍵なので錆びて壊れたのかと思いきや、どうやら鍵自体は壊れていないようです。
ということはドアに問題が生じている可能性があります。
そこでいろいろと調べてみてドアが動かなくなった原因として考えられる事柄は梅雨時分特有の問題が生じているというてんです。
梅雨時分になると、湿度が上昇します。
そして木製製品の特性として
湿度が上がると木製製品は膨張する
という特性があります。
というのも木製製品は湿気を吸収する特性があるからです。
この件でネットで検索してみても、やはり梅雨になってからドアが動かなくなった、あるいは動きが悪くなったという記事が幾つもヒットします。
ということは梅雨が終わり、湿度が下がると、再び動かなくなったドアが動くようになるということでしょうか。
おそらくはそのようです。
なので対処策として行ってはいけないことがあります。
それは梅雨時分にドアを削ることです。
削ると、この時は動くようになりますが、しかし梅雨が過ぎて木製製品が、収縮するようになると、隙間が生じるようになるからです。
このように木製のドアは、人の心には良いインパクトを与えますが、湿気によって膨張したり収縮したりするという特性から問題が生じることがあります。
追伸:動きが悪くなったドアを動かす方法として、潤滑油を注ぐ方法があります。ただし潤滑油そのものが建物を汚してしまうことがありますので、細心の注意を払って使用する必要があります。