管理費や修繕積立金を支払わなければどうなるか 最終的には退去
最近は分譲マンションに住んでいる人が本当に多くなってきました。
だいたいが3LDKでファミリーで住んでいるという形態です。
なかには独身でそのようなマンションに住んでおられる方もおられます。
ところで築30年を超える分譲マンションも増えてきました。
築30年というと30歳か40歳台の時にマンションを買った方の場合は、今では60歳ないしは70歳台となっておられます。
マンションを買った当時は比較的、高収入のサラリーマンだったかもしれません。
それが今では、仕事も退職し年金生活者になっておられる方も少なくないでしょう。
そしてサラリーマンの時代は頑張ればそれなりに収入アップを図ることができたかもしれませんが、年金生活者となるとそういうわけにはいきません。
住宅ローンの返済はもうすでに終わっているかもしれませんが、
マンション購入当時よりは高くなっているかもしれない
管理費と修繕積立金を支払っていくのが大変になっているかもしれません。
そしてついにはそれらの支払いが数カ月間、未払いの状態になっているかもしれません。
もし管理費や修繕積立金の支払いができない状態が続くならばどうなるのでしょうか。
その場合でも法律によってマンションに住み続けることができるように守られるのでしょうか。
マンション生活のデメリット タワマンの弱点がクローズアップされてきた

かつては多くの人の憧れになっていたタワーマンション。
最近は風向きが変わってきたようです。
というのもタワーマンションのデメリットもクローズアップされるようになってきたからです。
どのようなデメリットでしょうか。
その1つが
・災害に弱い
というてんがあります。
例えばゲリラ豪雨や台風などで、洪水になると停電が発生し、そのために当分の間、住めなくなったというケースが武蔵小杉のタワーマンションで発生したことは記憶に新しいと思います。
実際のところ超高層の建物ほどエレベーターへの依存が高くなり、そのエレベーターが停電などで機能しなくなると非常に困難な状況になってしまうのです。
さらに地震が発生すると、高層階ほど地震による揺れが大きくなります。
これもまた高層ビルのデメリットといえるでしょう。
さらに2つめのデメリットを取り上げてみますと
・遮音性がよくない
というてんがあります。
なぜタワーマンションの遮音性はよくないのでしょうか。
それは住戸間の壁が薄いからです。
階層が何十と重なるタワーマンションは、荷重負担を軽減する必要があります。
そのために、住戸間の壁は「乾式」というコンクリートが入っていないパーテーションのような建材を使っているといわれています。
なので普通の低層マンションならまず聞こえない隣戸の生活音が漏れてくる、つまりは遮音性がよくないのです。