マンション管理費や修繕積立金が支払えなくなるとどうなるか?
最近は分譲マンションに住んでいる人が本当に多くなってきました。
だいたいが3LDKでファミリーで住んでいるという形態です。
なかには独身でそのようなマンションに住んでおられる方もおられます。
ところで築30年を超える分譲マンションも増えてきました。
築30年というと30歳か40歳台の時にマンションを買った方の場合は、今では60歳ないしは70歳台となっておられます。
マンションを買った当時は比較的、高収入のサラリーマンだったかもしれません。
それが今では、仕事も退職し年金生活者になっておられる方も少なくないでしょう。
そしてサラリーマンの時代は頑張ればそれなりに収入アップを図ることができたかもしれませんが、年金生活者となるとそういうわけにはいきません。
住宅ローンの返済はもうすでに終わっているかもしれませんが、
マンション購入当時よりは高くなっているかもしれない
管理費と修繕積立金を支払っていくのが大変になっているかもしれません。
そしてついにはそれらの支払いが数カ月間、未払いの状態になっているかもしれません。
もし管理費や修繕積立金の支払いができない状態が続くならばどうなるのでしょうか。
その場合でも法律によってマンションに住み続けることができるように守られるのでしょうか。
マンションを選ぶさいにマンションのブランドを頼りにしても大丈夫なのだろうか?
マンションの施工不良が、相次いで発覚したことがありました。
例えば以前のことですが名古屋の三菱地所の販売した高級マンションによる施工不良が発覚しました。
このてんで
産経新聞の2016年3月25日の夕刊にもその記事が掲載されていました。以前に話題になったのは三井不動産系が販売したマンションですが、今回は三菱地所です。記事によると
2001~03年に建設され、三菱地所(東京)が販売した名古屋市千種区の高級分譲マンション「フォレスト東山パークハウス」(128戸)で、建築図面では約550カ所となっている「耐震スリット」のうち106カ所が未施工だったことが25日、同社と管理組合への取材で分かった。深さ不足などの施工不良を含めるとスリット全体の6割近くに問題があるという
と書かれています。
三井不動産、三菱地所といえばブランド財閥企業でマンションを買った多くの方が、このメーカーが販売しているならば、大丈夫と思って買ったと思われますが、期待を裏切られたとような感じです。
それではマンションを買う場合、どこの不動産会社を選べばよいのでしょうか。
マンション生活のデメリット タワマンの弱点がクローズアップされてきた
かつては多くの人の憧れになっていたタワーマンション。
最近は風向きが変わってきたようです。
というのもタワーマンションのデメリットもクローズアップされるようになってきたからです。
どのようなデメリットでしょうか。
その1つが
・災害に弱い
というてんがあります。
例えばゲリラ豪雨や台風などで、洪水になると停電が発生し、そのために当分の間、住めなくなったというケースが武蔵小杉のタワーマンションで発生したことは記憶に新しいと思います。
実際のところ超高層の建物ほどエレベーターへの依存が高くなり、そのエレベーターが停電などで機能しなくなると非常に困難な状況になってしまうのです。
さらに地震が発生すると、高層階ほど地震による揺れが大きくなります。
これもまた高層ビルのデメリットといえるでしょう。
さらに2つめのデメリットを取り上げてみますと
・遮音性がよくない
というてんがあります。
なぜタワーマンションの遮音性はよくないのでしょうか。
それは住戸間の壁が薄いからです。
階層が何十と重なるタワーマンションは、荷重負担を軽減する必要があります。
そのために、住戸間の壁は「乾式」というコンクリートが入っていないパーテーションのような建材を使っているといわれています。
なので普通の低層マンションならまず聞こえない隣戸の生活音が漏れてくる、つまりは遮音性がよくないのです。