小規模マンションオーナーの日記


9月 08, 2024

大東建託物件の家賃の値上げ なぜか家賃が値上げになっている?

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品川イーストワンタワー
賃貸住宅管理戸数NO1の大東建託本社がある。  賃貸住宅管理戸数NO1の大東建託本社がある

大東建託グループは現在、管理戸数NO1なので、大東建物管理物件を賃貸している方も少なくないと思います。

筆者の所有物件も大東建託の一括借上げ物件となっています。

さすがに管理戸数が多いこともあるのかもしれませんが、入居斡旋力もあり、入居率はまずまずといったところです。

ところで大東建託パートナーズ物件に入居していて2年してからの更新時に家賃の幾らかの値上が要求されているということがあるかもしれません。

筆者の物件でもそのような事柄が、時々生じています。

庶民の財布が楽でないこの時代に家賃の値下げではなく、なぜ値上げが生じるのでしょうか。

それにはどうも大東建託の家賃の設定方法に原因があるようです。

まず大東建託物件の家賃ですが、基本的には近隣相場を参考にして決められます。

大東建託の支店に家賃の査定部署があり、そこで近隣相場を算出し、査定家賃を決めるのです。

ですから大東建託物件の家賃のレベルはごくごく標準的といえます。

ところでこの査定家賃をもとにして募集家賃が決められます。

査定家賃は短期間で大きく変動することはあまりありませんが、募集家賃は変動します。

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9月 06, 2024

賃貸住宅経営 サブリースリスクが炎上 しかしそれでも儲かる!!

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サブリースには新築から3カ月以上の賃料免除期間がある。

2019年2月に発覚したレオパレス21の施工不良問題で、レオパレス21そしてサブリース業界そのものも揺さぶられてきました。

そもそも最近の賃貸住宅経営の主流はサブリースですが、今回のレオパレス21のトラブルから、サブリースは怖いといったインパクトを与えているようにも思いますので、レオパレス21と同じようにサブリースが主流の大東建託や東建コーポレーションにも逆風が吹いていたと思われます。

そして賃貸住宅経営の王道、つまりはサブリースでない方法での賃貸住宅経営が見直されているのではないかと思われます。

 

ところでこの機会にサブリースのリスクというか、注意すべき事柄を押さえておきたいと思いますが、その1つが新築から賃料免除期間というものがあります。

多くの場合は3カ月程度ですが、新築からの3カ月間はオーナーへの賃料の支払いはないのです。

サブリース会社にしてみれば、この3カ月で満室にしたいのかもしれませんが。

もちろんサブリースでなければ、新築当初から入居者がいるならば、その分の賃料は入ってきます。

といってもサブリースのように空室分の賃料はありません。

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9月 01, 2024

施工不良問題 賃貸住宅最大手の大東建託はなぜ大丈夫なのか!!

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大東建託には施工不良問題が生じにくい。

レオパレス21の施工不良問題。

ちまたでは今回のケースでレオパレス21は3回目の経営危機を招いているとの話もありますが、しかし株価の下げ止まり、なんとか経営破綻は免れているような感じです。

ところでレオパレス21とよく比較される賃貸アパート大手の会社に大東建託がありますが、レオパレス21の施工不良問題のあと「大東建託は大丈夫なのか」といった話もありました。

一時期でしたが、施工不良問題が大東建託にも及ぶとの噂から株価が急落したこともあります。(しばらくして戻りましたが)

ところで大東建託は大丈夫なのでしょうか。

実はレオパレス21と大東建託とでは施工体制が多少異なるところがあると言われています。

レオパレス21の場合は、基本的に建物の造りが簡単で、施工業者は入札制を取ることもあるようです。

となると、いい加減な業者でも施工に参加してしまうことが生じ得てしまうようです。

いわゆる地元の施工技量が劣悪な業者が施工してしまって、後におかしなことが生じるというわけです。

もちろん入札制にすると、建設費のコストは抑えることができるというメリットはあるのかもしれませんが。

その一方で、大東建託の場合は施工業者は基本的には登録制になっているようです。

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大東建託が入居率をごまかしているとのフェイクニュース?

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インターネットの情報には真偽がわからない情報があふれている。

インターネットで検索すると、様々な情報を入手することができますが、かなり以前のことですが、たまたま目にしたネット記事がまたまた大東建託についてのネガティブな記事でした。

もう見飽きたぐらいにそのような記事を読みましたし、なかには明らかにフェイクニュース的な記事もあります。(大東建託グループ大家をしていたら、内容がおかしいと気づく場合があります)

しかし今回の記事は大東建託の入居率に疑いを向ける記事でした。

ある大東建託の支店の空室率についての資料の写真が掲載されており、この写真とともに空室率をごまかしているというような内容となっています。

大東建託にとって空室率を低い水準を維持しているというのは、大きなセールスポイントでもあり、新規建設受注のための営業においては、とにかく空室が少ないというてんが、強調されます。

もしこの内容が真実であるならば、大東建託の信用に大きな傷がつき、事業そのものにも大きな影響がおよぶ可能性があります。

しかしこの記事の内容を冷静に分析してみると、腑に落ちないてんも幾つかあります。

まずこのような支店内部の資料をどうして入手することができたのか、というてんです。

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8月 22, 2024

大東建託にも10年後のアフターサービス点検があった👍

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大東建託設計施工管理のアパート。

積水ハウスの戸建て住宅や、賃貸住宅においては建物引き渡し後の10年、15年、20年・・とアフターサービスとしての建物点検が行われ、修繕のための必要な箇所がないかどうかの点検が行われることで知られています。

この時、修繕の必要な箇所が見つかれば、修繕の提案がされることになりますが、この時の修繕のためにかかる費用が思ってた以上に高額のために修繕の提案を受け入れることにためらう物件オーナーさんたちもおられるようです。

おそらくは積水ハウスの場合は、修繕のために使用する資材等が高品質、そのために修繕費用が高額になるのだと思いますが。

ところで大東建託の賃貸住宅の場合も、同じような事柄が行われていることを知りました。

というのも先日、突然に大東建託の窓口となる支店の物件担当者が訪問してこれれて、「アフターサービス点検御報告書」という書類を持ってきてこられたからです。

大東建託物件の場合、建物管理の担当は大東建託パートナーズが行いますが、建物引き渡し後のアフターサービス点検は大東建託パートナーズでなくてアパートマンション建築の建築を担当した大東建託の支店(建物引き渡し後は窓口の支店)が行うようです。

たしか以前には大東建託パートナーズも建物点検を行っていたようですが、建物引き渡し後の10年前後で、大東建託と大東建託パートナーズそれぞれが建物点検を行うということなのでしょう。

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8月 18, 2024

大東建託が賃貸住宅のモデルルール?東京都江東区に

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完成間近の大東建託設計施工管理のアパート。

モデルルームといえば、分譲マンションを販売する不動産会社のモデルルームを連想することでしょう。

あるいは都市部であるならば積水ハウスや大和ハウス工業の戸建住宅のモデルルームを目にしたことがあるかもしれません。

しかし賃貸住宅のモデルルームとなると見たことはないと思います。

それもそのはずこれまでは賃貸住宅のモデルルーム自体があまり存在していないからです。

しかも賃貸住宅への入居希望者の場合は、入居したい物件に足を運んで内見をすればそれで十分です。

ところが日本経済新聞2018年5月6日の「大東建託、賃貸特化の住宅展示場 都内に20年竣工 」という記事には

大東建託は賃貸物件に特化した国内初の展示場を東京都内に新設する。同社の最新の賃貸住宅を見せるほか、耐震性能などアパート建設に関わる最新技術を展示。アパート運営に関心を持つ人からの受注増加につなげる。入居者のニーズが多様化するなか、未来の賃貸住宅での暮らしを示す情報発信拠点としても活用する。東京都江東区に取得した約3000平方メートルの土地に、延べ床面積3639平方メートルの施設を建設する。  

 

大東建託、賃貸特化の住宅展示場 都内に20年竣工 – 日本経済新聞 (nikkei.com)

と書かれていました。

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8月 14, 2024

大東建託物件でやけに家賃が安い物件が その理由はやはり・・

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インターネットで調べものをしていると、大東建託についてのネガティブな記事を見つけてしまいました。

質問と返答の記事ですが質問者は「近所の大東建託の物件は半数が空室のままだけど、どうなっているか」という質問。

それに対する返答は、「30年一括借り上げとは、そのようなもので家賃が大幅に下落しているだろう。素人が騙されるような典型」というふうな散々な回答でした。

ただあまりに乱暴な回答で、しっくりとこないので実際はどうなのか、いい部屋ネットのホームページから調べてみることにしました。

空室が多いと思える地方を中心にまずは調べてみると、驚いたことに1つの建物で複数の部屋が空室になっていて複数部屋募集を行っている建物が少ないこと・・

正直、建物の半数が空室になっている建物は、ほとんどありません。

地方でけっこう大東建託物件は健闘しているんだなあという実感です。

さすが常時95%以上の入居率を維持し続けている大東建託です。

しかし四国の市街地で1つの建物が気にとまりました。

築2年で、交通の便の悪くない物件ですが、この建物の半数以上が空室になっています。

なぜだろうと思いよくよく調べてみると・・

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8月 04, 2024

大東建託批判の不都合な真実 オーナーへの賃料減額編

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大東建託設計施工監理のアパート。

以前に書いた記事

大東建託批判の不都合な真実

では大東建託批判でよく目にする「高い入居率に騙されるな」という批判の不都合な事実というか真実について書きました。

今回は「家賃減額によって大家が困っている」という批判について、現大東建託グループ物件のオーナーの筆者の視点からコメントしたいと思います。

残念なことに家賃減額ということは大東建託グループの物件でも生じます。

それは事実です。

ただ批判の内容によっては「大東建託は空室が多くなると損失を被るので入居家賃を思い切り下げて、空室を減らすようにして、そのシワ寄せが大家にくるようにしている」という内容の批判があります。

 

しかし冷静に考えてみると

まず大東建託の家賃についてですが、一言でいうとごくスタンダードな家賃です。

目立って同じエリアにおいて他物件よりも安いということはありません。

そして大東建託には3つの家賃があります。

それは募集家賃、入居家賃、査定家賃の3つです。

最も重視したいのは査定家賃です。

査定家賃とは、同エリアで、同じような物件の家賃を調査して割り出した家賃のことで、大東建託物件の基準ともいえる家賃です。

この査定家賃を基準にして募集家賃、入居家賃が決められます。

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7月 14, 2024

サブリース業界が将来を楽観できない理由😟郊外での空室が上昇

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サブリース会社の将来を不安視する見方も広まっている。

以前に書いた記事で

予測がつかない今後のアパートマンション経営

という記事がありますあ、2017年7月21日の東洋経済誌の「「賃貸住宅市場が危ない」、日銀が異例の警鐘
金融緩和による住宅過剰、物価を下押し?」記事の内容からそのてんについて指摘するものでした。

実際には2017年現在、サブリース会社トップの大東建託は96%以上の入居率を維持しており、今後も入居者向けサービスの充実を図ることにより、高水準の入居率を維持できるとの見方をもっているというてんについてもふれました。

そして大東建託の高入居率の維持ができるとの自信は、それなりの根拠があって述べている事柄なので、大東建託のアナウンスとおり数年は大東建託は高入居率を維持できるのではないかと思われます。

しかし東洋経済誌は気になるてんを指摘しています。

例えば、この記事にはトヨタ自動車などが出資する不動産評価・情報提供会社「タス」の見解を取り上げていますがそれによると

首都圏では東京都心部はさほどでもないが、埼玉や神奈川、千葉の各県で特に2015年後半以降、空室率が急上昇している。

 

引用:「賃貸住宅市場が危ない」、日銀が異例の警鐘 金融緩和による住宅過剰、物価を下押し?

 

と述べて、都心部でない

郊外における空室率の急上昇に警鐘を鳴らしているのです。

つまりは東京、大阪、札幌などの主要都市の都心部ならば、まだ高入居率を維持できるものの、郊外となると空室リスクに警戒しなければならないというのです。

郊外に多くの管理物件をかかえる大東建託にとっては油断のならない傾向といえるでしょう。

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7月 07, 2024

いきなり3000円も家賃が値上がりになっていたってあり得ること?

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家賃の値上げは、やはり入居者さんにはショッキングな事柄になる・・。

本当に時々ですが、この記事を読んで、コメントを書いてくださる方がおられます。

コメントを書いてくださるのは、ありがたいのですが、その内容が??ということがあります。

そこで書いてくださったコメントを記事上で公開するかしないかの選択を迫られるわけですが、その判断基準は

・内容は本当に真実といえるだろうか。

・特定の個人や団体を誹謗中傷していないだろうか。

・公開されたコメントを読んだ方に、有益なためになる情報となるだろうか。

を考慮したうえで判断させていただいています。

ですからこれまでにコメントは書いてくださったものの、公開することができなかったコメントも幾つかあります。

ところで最近ですが寄せられたコメントに、大東建託からいきなり予告なしに家賃が3000円値上げされていたというコメントがありました。

コメントを読ませていただき、驚きましたが・・。

それにしてもおそらくは2年更新の時の値上げのことだと思うのですが、3000円の値上げということもあり得るのでしょうか。

筆者も大東オーナーの1人として所有物件の家賃は常に注視していますが、これまでの経験からすると、家賃が2年更新時に1000円値上げになった入居者さんがおられたのは事実です。

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