小規模マンションオーナーの日記


7月 15, 2025

市街地のマンションのなかの機械式駐車場は金食い虫になることもある

都心部にあるアパートマンションの場合は必ずしも入居者さんが自家用車を所有していて駐車場を必要としているとは限らない場合があります。

都心部に住んでいるのならば自家用車がなくても、充実している公共の交通機関や自転車そしてミニバイクなどがあれば、生活していくのには十分でしょう。

しかし地方となると事情は異なります。

地方では自家用車が必需品であり、1人で1台、自家用車を所有している地域もあります。

ということで地方のアパートマンションとなると、入居者さん用の駐車場も必要となってくるでしょう。

しかし地方の場合は、それだけのスペースを確保するだけの土地があり、都会のマンションにあるような機械式駐車場を設置する必要もほとんどないのかもしれません。

一方で都心部となると

駐車場の設置は悩ましい事柄

 

となります。

というのもファミリー向けのアパートマンションとなると駐車場を必要とする場合が多くなりますが、都心の限られたスペースに設置することは、容易ならざることだからです。

しかし設置しないと入居斡旋にも影響がでるので、設置しないわけにはいきません。

そこで都心部のマンションなどで多く設置されているのが2段、3段となっている機械式駐車場です。

限られたスペースにおいても比較的、多くの車を駐車することができるというメリットがあります。

(さらに…)

6月 12, 2025

マンションの解体費用は高額さらにタワマンになると驚くほど高額に?

マンション画像

鉄筋コンクリートマンションのいいところは、寿命が木造のアパートよりもはるかに長いというてんがあります。

メンテナンスが適切に行われているならば、50~100年以上もつとも言われています。

しかしマンションの場合、鉄が錆びてくるならば寿命になり、寿命がくれば建物を解体するしかありません。

そしてこの場合の解体費用は、目安としてはファミリータイプのマンションの場合、1戸あたり数百万円になると言われています。

ということは1戸あたり250万円とすると、50戸のマンションだと、解体費用は250×50=12500つまりは1億2500万円という高額になります。

この高額な解体費用をマンションの区分所有者で負担しなければなりません。

もちろん解体するほどに建物が老朽化している時に区分所有者が50戸で50人いるとは限りません。

おそらくは所有者のいない部屋も幾らかあるのでないかと思われます。

なので1人あたりの解体費用の負担額はかなりの額になる可能性があります。

 

ところでマンションが賃貸マンションでマンションオーナーがいるならば、解体のさいはマンションオーナーが解体費用をすべて負担することになります。

ですからマンションを建て替えるとしても解体費用のことも十分に計算に入れておかなければなりません。

(さらに…)

6月 05, 2025

賃貸住宅経営とは長期的な間隔で収益を確保する事業

ヘッジファンドなどは短期的に利益を獲得するために、様々なリスクの高い投資を行います。

結果的に、あっというまに大きな利益を獲得することができれば、大きな損失を被ることもあります。

つまり投機事業とは機会をとらえて利益を得ようとするさま、または成否が不確実なさまともいえハイリスクハイリターンな投資、バクチに近いような投資活動ともいえます。

ですから、すぐに大きな利益を得たい時に投機事業を行います。

ところでアパートマンション事業は、投機事業にあたるのでしょうか。

端的に言えば、投機事業にはあたらないです。

 

投機 – Wikipedia

 

収益は得られるものの短期的に大きな利益を獲得できるわけではありません。

短期に大きな収益をアパートマンション事業で得るためには、よほど立地の良い場所、そして高級賃貸住宅で高い家賃を得ることができる物件でなければ難しいことでしょう。

なかには、どんどん新しい物件を建てたり、買ったりして所有戸数をどんどん増やし、急速に大規模アパートマンション経営を行なうことによって、高収益を得ようとする家主さんもおられるようですが、銀行からの借入金も急速に拡張し、破たんリスクもつきまといます。(実際に破たんした大家さんもいます)

(さらに…)

5月 19, 2025

携帯基地局の物件オーナーのアンテナ収入 5G導入でどうなる

花画像

市街地にあるマンションの屋上には、ちらほらとアンテナが設置されているのを見かけることがあります。

このアンテナとは、携帯基地局のアンテナです。

この場合、この物件の屋上を借りて携帯電話会社は基地局を設置していますので、賃料収入を携帯電話会社から得ることができます。

だいたい賃料は月額数千円~20万円程度で、基地局の規模などによって変わってくるようです。

大手の携帯電話会社で支柱一本につき5~6万円ぐらいというのが相場のようです。

それにしても、家賃収入にプラスアルファこれだけの収入を得ることができるというのは、オーナーにとっては興味のある事柄です。

しかしいつまでも携帯電話会社が基地局を設置し続けて、賃料を支払ってくれるかといえばそういうわけでもありません。

 

ところで日本では、5Gが導入されています。

となると携帯電話会社は5Gのアンテナを設置していかなければならないことになります。

そして3Gや4Gのアンテナはもはや必要でなくなったならば、取り外していかなければなりません。

ということはこれまでは4Gアンテナがそのまま5Gアンテナへと交換されていくのでしょうか?

(さらに…)

2月 06, 2025

賃貸住宅の管理会社の管理替えを家主は行うことができる!!

コスモス画像

仕事であるマンションに入ると、管理会社変更のお知らせが掲示されていました。

私鉄系の大手管理会社からハウスメイトに変更とのこと。

よって家賃の振込先口座も変更になるというお知らせでした。

花画像

不動産の管理会社は数多くある。

このような事柄は、しょっちゅう起きるわけではありませんが、時々生じます。

とりわけ一括借り上げでないアパートマンションなどで時々生じるようです。

ところでこのマンション、築年数は経っていますが、駅に近く空室もあまりないことから、以前の管理会社も手放したくない物件だったかもしれませんが、マンションオーナーとトラブルが起きたのか、ハウスメイト側が以前よりも好条件を提示して管理替えにいたったのか原因はわかりません。

しかし住人にとっては、家賃振込先口座が変更になったり、以前の管理会社の時に享受できた特典やサービスも終了となるかもしれず、あまり好ましいことではないのかもしれません。

ところで一括借り上げの場合も、管理替えを行うことができるのでしょうか。

以前、マンションを相続したさい大東建物管理(現在の大東建託パートナーズ)の担当者が手続きを行って下さった時、「契約解除を行うことはできます。」と言われていましたので、大東建託物件の場合は他社へ管理替えを行うことができるようです。

(さらに…)

9月 25, 2024

住みたい街トップの西宮北口!!なぜ西宮北口駅エリアに人気が?

バラ画像

関西圏の住みたい街ランキングで西宮北口がトップとなった。

大手不動産会社による関西の最寄り駅を対象にした以前の住んでみたい街ランキングでトップになったのは西宮北口駅でした。

メジャーセブンのマンショントレンド調査 第24回 住んでみたい街アンケート(首都圏/関西圏) によると

1位 西宮北口駅

2位 夙川駅

3位 岡本駅

4位 梅田駅

5位 宝塚駅

6位 芦屋川駅

7位 御影駅

引用: マンショントレンド調査 第24回 住んでみたい街アンケート(首都圏/関西圏)2016年

 

となっています。

興味深いのは5位の宝塚駅以外はすべて阪急神戸線の駅で占められています。

阪急神戸線はまさにブランド路線なのでしょう。

ところで西宮北口駅周辺、たしかにいい街です。

まず阪急西宮北口駅ですが阪急電鉄のすべての特急が停車し、大阪梅田にいくしても、神戸三宮に行くにしてもとても便利です。

梅田にも三宮にも特急に乗れば15~20分程度で着きます。

しかも阪急宝塚線も発着しており宝塚にも行くこともできます。

交通の便の良さは格別です。

しかも駅南側には阪急西宮ガーデンズという大きな商業施設があります。

阪急百貨店とイズミヤを中心にした商業施設ですが、やや高級感を感じる施設で、私も時々ですが阪急電車に乗って行くことがあります。

さらに駅北側には飲食店が立ち並ぶ商店街がありどちらかといえば落ち着いた感じの街並みです。

芦屋などの高級住宅街を抑えての1位ということですが、なんとなく住みたい街の1位に選ばれた理由がわかるような気がします。

(さらに…)

8月 30, 2024

金利が非常に低い住宅金融支援機構 しかしデメリットも!!

 

花画像

住宅金融支援機構から賃貸住宅資金を借りることができる。

以前のことですが大東建託支店の営業担当の方が来られた時に、恥ずかしながら初めて知ったのですが、住宅金融支援機構から賃貸住宅のための資金を借りることができることを知りました。

住宅金融支援機構といえばフラット35といった商品で聞いたことはありましたが、35年固定金利でしかも民間の金融機関よりも、かなり低い金利で借りられるといったことは知っていましたが、個人の住宅ローンのみを対象にしているものと思っていました。

しかも半分民間、半分公的な機関で、弱者救済的な機関といったイメージがありましたので、賃貸住宅とは無縁な機関だと思い込んでいました。

それが大東建託の営業担当の話によると、アパート建設のための資金も住宅金融支援機構から借りることができるというのです。

しかも大東オーナーさんの多くも実際のところ住宅金融支援機構から、お金を借りてアパート経営をやっているというのです。

ところでこの住宅金融支援機構からお金を借りるメリットは何でしょうか。

それはなんといっても

都銀よりも低い金利です。

例えば2018年9月では35年固定金利が、1.5%台になっています。

もちろんそれでも都銀などから変動金利でアパートローンを借りているならば1%台前半や、それ以下の金利で借りている方もおられるかもしれませんが、固定金利になると当然金利は上がります。

(さらに…)

7月 12, 2024

アパート経営で成功するためには 大東建託で行う場合も

賃貸アパート画像

大東建託設計施工管理のアパート。募集家賃は9万円~。

以前の記事では、不動産投資のリスクについて、3つほどの記事を書いたことがあります。

不動産投資はあくまでも「投資」でありリスクが伴い、惨めにも失敗する可能性があります。

借り手がない、買い手がない、自己使用もできないとなると典型的な失敗といえるでしょう。

さらに融資を受けていたものの返済ができなくなってしまい、担保を失ってしまうならば、この投資は完全に終息することになります。

そのような事態にならないためにも不動産投資を行う前に抑えておくべきてんを取り上げてみたいと思います。

 

その1 借り手のニーズに合っている

そのためには賃貸部屋を借りる人のニーズが何かを知る必要があります。

例えば収益性の高い単身者をターゲットにするならばニーズが何か、仕事のためか大学に通うためかなどを考え、まずは立地場所が適当かどうかを考えます。

そして東京や大阪、名古屋といったビジネス街への通勤を目的として部屋を借りる方をターゲットにするならば、通勤に便利な場所、なるべく駅から10分以内の場所が適当ということになるでしょう。(ビジネス街へ通勤するサラリーマンのほとんどは自家用車でなく電車等の交通機関を利用します。)

将来的には駅から10分以上離れている物件は、今後のアパート増加の時代、空室問題に悩まされる可能性が高いと見ている専門家もおられますので、やめといたほうが良いかもしれません。

また駅から10分以内でも、ショッピングや病院、飲食店が立ち並ぶような利便性のある場所でないならば、つまりは人が少ない閑散とした所であるならば、空室問題に悩まされるかもしれません。

(さらに…)

6月 25, 2024

高い入居率を誇る大東建託物件でも築年数とともに家賃は下がっていく

コスモス画像
アパート画像

大東建託設計施工管理のアパート。多くの物件で入居率が高い。

マンションオーナーであるならば、家賃は気になるものです。

なぜならばマンションオーナーにとって家賃が不動産収入になるからです。

そのことは一括借上げ物件でも同じです。

入居家賃が下がれば、借上賃料もやがては下げられることになります。

筆者の物件は大東建託との一括借上物件ですが、筆者の物件と同じぐらいの規模で、そして広さ、設備などもだいだい同じ、しかもほぼ同年代に完成した大東建託物件があるので、その物件の募集状況の動向には注目しています。

その物件は昨年の末頃に空室がでるということで募集がかかりました。

募集家賃は69000円です。

それから春を迎え、春の入居シーズンになりましたが、結局のところ空室は埋まらず、その後家賃は1000円下がり68000円に。

さらに6月も末になりましたが、それでも入居者が見つからず家賃は3000円下げられ65000円になりました。

その物件のオーナーにとってはたまらく辛い進展だと思いますが、大東建託物件の場合は募集をかけても、半年ぐらい入居者が決まらない場合、6~7万円の家賃物件の場合、数千円程度の家賃が下がる場合があります。

(さらに…)

6月 24, 2024

庶民の憧れの賃貸住宅経営 しかし現実は多くのリスクが

一昔前まではマンション経営といえば、豊かさの象徴のようにみなされていた時代もありました。

しかし最近は必ずしもそうだとはいえません。

様々なリスクも意識されるようになってきています。

 

例えばその一つが採算性というてんです。

新築当初は家賃も高く設定でき、家賃収入もしっかりと入ってきていたことでしょう。

しかし時の経過とともに、経年劣化によって家賃も下落傾向になります。

しかもRC造りのマンションとなると建築のさい銀行から多額のアパートローンを借り入れたことでしょう。

毎月、利息とともに返済しなければなりませんが、返済金額が減額されるわけではありません。

 

さらに修繕費用、設備機器の交換も行っていかなればなりません。

とくに最近は物価高の影響で、この面でのコストも高くなる傾向があります。

それで家賃収入よ、諸経費と銀行への返済額のほうが大きくなると採算割れとなります。

 

もちろん一時的にこのような状態になることもありますが、ずっと長く採算割れ状態が継続すると由々しき事態です。

もちろん最近は銀行もアパートローンを融資するまえに審査しますが、審査のさいに採算性も検討するようです。

ですから採算性で疑問符がつき融資を断られるならば、マンション経営を断念したほうが良いのかもしれません。

(さらに…)